夜空には 浮かぶ 猫の爪
何時か見たような 不可思議なフィーリング
聞こえて来る 心に直に
目の前にある全てのものが弾け飛びそうで
笑う

沈黙を閉じ込めた 古い傷痕
時のオルゴールは止まったまま
湧き出す知識の泉から
唯一神に認められた過去との接点を
求め
痛みにのたうち回る ケモノどもに
雷が落ちる

流れ止まらぬ時代の中に 有るはずのない感情
どこにでもありそうで そして どこにもあってはならない景色
今、目の前に広がり
久遠より響き渡る苦しみに身を委ねずに
今 存在する 既視感

何を求める?快楽の果てに 夢遊病のように
誰にでもありそうで そして 誰にもない未来
今、足音 消えて
影だけ追い続けても また ここに戻って来る
今、後悔 捨てて
彼方から聞き覚えのあるレクイエム 流れてくる
ただ 存在する 既視感

光輝く明日のカケラ 拾い集めて
分け与えてゆく
いつか どこかで こんなことがあったと
笑い合える そんな……

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