ある日アイツとケンカして
激しくドアを叩き付け
サイフを持って飛び出した。
それこそいつものことだけど……
気が晴れて部屋に戻ると
一枚の手紙。
十回位読み返しても、全く意味が分からない。
そして 駅まで走る
走っているときは不安だらけだったけれど
駅に着くと笑いがこみ上げて来た。
その日が僕の人生の始まりだった。
夢を捨てて出る笑いは、
何故か少し虚しいけれど、
もう絶対に戻れない。
これで俺は一人になれる……
奴はどうしているかと思うと
涙が落ちる。
壁に穴を開け、そして
俺らの創った曲を聴く。
ヘッドフォンをして、枕を抱き
ボリューム最大で 頭がイカレルほど強く
BEATが俺の頭を刻む
過去の扉をブチ破り
涙は出てきやしないけど
最も強く叫んでやった
“この世に神様なんていねぇ!”