自分らしさを支える今の暮らしを
いつか捨てる時が来るのを
分かってはいても 諦められず
ただ 流れている

街の暮らしに慣れても まだ
子供のまま
自由なんて要らないと思う
今はそう思う
狭い部屋の 空っぽの
冷蔵庫には
叶えられずに放り込まれた
子供の頃の夢

タバコの煙が目に沁みて
泪が流れるけど
悲しいのはそれだけじゃ無い
子供のままの俺

流れには終わりがあるのを
知っていたけど
理解したくない 楽しい時間
捨てたくは無い

答えは出ずに 求めもせずに
どうしていいものやら……

『この思いだけが正しいもの
 信じてきた全ての言い訳を
 窓の外には今でも
 満月だけ輝く』

好きだった とても
こんな意味の無い言葉が
今は 痛い

『一人あてもなく歩く日々
 自分のことがただ何も分かってないだけ
 力だけが全てだと思っていた 若さ
 今は消え去ってく』

そうなのだろう きっと
そんなもので 俺の人生の価値は……

『苛立ち覚えたこの場所で
 扉破る理由も見つからずに
 ただウダウダ考えていた 
 無駄な時間を』

事実だ これが昔の俺
今でも 変われずにいるなら
きっかけが必要なのか?

『今 取り戻そうと足掻いても
 信じられるものなど無いままに
 窓の外を見つめる
 明日への希望を』

望むだけなら 変わりはしない
子供のままだから
必要なものが分からないなら
どうすれば良い?
訊くまでも無く分かるはずだ
今の俺なら
だったら 
子供のままでもかまわない
そうだろう?
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