友人の家からの帰り道
自転車こいで一人 風に吹かれて
橋の上で見た月は美しかったけど
何故か切なくて
心に穴を感じたよ

一人求めた 助けを
明るい闇の中自分だけ
孤独に押し潰されそうで
涙も割れた
心は張り裂けて
叫びも響かない

書きかけの小説は途中で終わっている
自分を試すための一歩目
普通が嫌いで一人で暮らしたかった
認めて欲しかった 一歩目
生きていたくないかもしれない
心の隙間に吹く風
自由が欲しくて しゃにむに働いた
どこか虚しい 一歩だった

寝て見る夢と描く夢
夢に逃げたかった旅路
誰とも交じりたくないよ
夢が叶うだけ
血のように赤い月は僕を嘲笑う
子供の幻想だと
そんなことはないと
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