道端に落ちた 錆びた空き缶が
哀しく見える そんな気持ちは
どこに捨ててしまえば良いのだろうか?
苛立ちと共に 踏み付けた

首がいたくなるほどに
見上げた夜空が 囁く言葉
聞こえていたのはいつのことだろう?
今 聞こえるのは
自分の鼓動だけ

破裂してしまうなら 構わない
そのままでも構わない
ただ
いつまでそこにいる気か?と
問いかける あの日が憎い

人のことなんて分からない
もう 構わない
それでも
一人で生きるには広い世界が
孤独を認めてくれない

草むらの匂いを思い出す
あの晴れた日のことを
全てを理解出来ていたはずだ
理屈じゃなくて 構わない
動くことなんて したくない
このままずっと ここで
感じていたい

誰もがぶち当るこの壁を
避けることなら 許さない
そう言うあの日が 厳しくて
足元だけを見つめる

彼女の言葉が響き過ぎて
心が崩壊してからは
何もかもを 疑う始末
そしてどこへ行く?

期待外れの人生なら
それで構わない
ただ 生きるだけでも
構わない
祈りさえも消えて

走る力を失って
歩く足がフラ付いても
止まることは 恐いから
斜めにでも進む
行き着く先が闇の中でも
構わないから

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