時間が過ぎるだけの毎日
手に入れているつもりでも 摺り抜けて
儚く消える祈りのような
あんな言葉が傷をなぞる

もうどうにもならないから
君だけはここにいないでくれ
飛び出すことが出来るとすれば
一人じゃなくちゃ 罪だろう?

引き摺ってでも 連れて行こうか?
諦めることは逆に難しい
胸に空いた穴を塞ぐのは
愚かしいことだから
そのまま 開けっぱなしで行こう

有り触れたことばかり
求めなくても手に入る
こんな時間の中だからこそ
君に打ち明けよう
僕の全ての苦悩を

ぐるぐる回るのは自分か地球か?
確かなものは何もないまま
どこでも転がるだけ
朝と夜の間隙を 走り抜ける
はっきりしない 自分の悩み

手足をばたつかせて
飛ぶ真似をしても
重過ぎて飛べないのさ
あの風船みたいには

虹の向こうに行けると思う?
それは子供の頃の夢
魔法の解けた大人達には
絶対に届かない

ありのままでいられなくて
自分を適用している内に
どうでもよくなってきたから
疑問だけに押し潰されぬように
保つのはたった一つの
悩む僕

君に全てを伝えるから
逃げないで 受けとめてくれ
消えてしまうのは早いから
きっちり覚えておいてくれ

安っぽく見えるのは
自分を高く見つめてるから
ホントは大した違いなんてない
だって そうだろう

苦悩は誰もが抱えてて
僕には欠落している
羨ましいとも思えない
自由の意味など知らないから
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