歌うよ 愛の歌を
ずっと君に伝えたかった歌を
始めて出会った日からずっと
教えたかったことを歌にするよ

君の掌が振れる部分 僕の体は確かになるよ
その子猫のような瞳に写された 僕は
迷うことが 無くなってゆく

与えられてばかりの毎日だけど
与えられるものが一つだけあるよ
花が開くようなその笑顔
言える 愛していると

晴れた空の下を歩こう 二人手を繋いで
楽しいことしかないはずだから
笑って 歩いて行こうよ
青い空の下を そして
二人夢を見よう スカイブルーの夢を見よう

歌うよ 愛の歌を
あの夜歌えなかった想いを
涙零した出来事を忘れてよ
一生懸命に優しく歌うから

春の風が吹いて 君の髪を揺らすよ
夏の太陽は 君を 素敵な色に染めて
秋の並木を歩くとき 儚さに手を伸ばす
冬の降り積もる雪も 君が 暖かくしてくれるだろう?

背筋を滑って下りる君の指先
腕に体重預ける子供のような 君
何かをねだるような上目遣いが愛しくて
離れても失われない君の 温もりを感じている

少しだけ拗ねた顔も 哀しく俯く顔も
頬を染めて照れる顔も 怒った顔でさえ
僕には宝物

大好きな歌に 想いを乗せようか
それじゃ足りないから 僕は
君だけに送る僕だけの 歌を
今 歌おう

歌うよ 愛の歌を
綺麗な言葉だけじゃないけど
気持ち 全部 伝えたいから
歌うよ この気持ちを
心真っ白にして涌き出る想いを
君は 笑ってくれるだろうか?
大きく息を吸って 恋を吐くよ

街並を染める金の夕暮れ 悲しくはない
山裾を染める紫の朝日 切なくはない
流れ続ける川のせせらぎ 楽しいだろう?
世界を旅する風の歌声 嬉しいだろう?
何も辛いことはないだろう 僕といれば
君といれば 二人一緒なら良いだろう?
毎日は夢のような現実の中
果てしなく続いて行く

お願い そこに座って
静かに聞いて欲しい
僕は歌うよ 愛の歌を 君だけの歌を
瞳を閉じて 心開いて 空を思い浮かべて
歌うよ スカイブルーの夢の中
愛の歌を
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