音よりも光の方が速い。
人には実感出来ていないけれど、耳から伝わる情報よりも、
目に写る情報の方が速いはずだ。
目に写る情報の方が、新しいはずだ。
でも、それを処理している脳にはタイムラグはないのか?
あるとしたら、大変なことになる。
どう大変かというと、
人間の本質は 過去に生きる存在となってしまう。
はい、ここでちょいと考えてみて!
どういう意図でこんな勘違いも甚だしいことを言っているのか?
根拠は ありますよ!
だって、そうなるっしょ?
光の速さと、脳の処理速度、それぞれのタイムラグがあって、
ヒトはそれを“現在”として感じている。
でも実際はもう過ぎ去っている“一瞬”なワケだ。
こうしている今もひたすら、休みもせずに捲られ続ける 日捲りカレンダーみたいモンだーね。
捲られた“一瞬”は理解するよりも速く廃棄されて、理解出来た頃には次の、もしくはもっと後の“一瞬”になっている。
ほら、大変だ!
……違う?誰か教えて。
じゃなくちゃ僕はこのまま過去にしか生きられない存在になっちゃう。
現在という瞬間は感じることもままならず、気が狂いそうな程に過去に縛られる。
そんなことがあって良いはずはないだろう?