何をしていても、何もしていなくても
時間は流れて行く。
イヤでも、望んでいても、関係無い。
誰の上にも等しく
やがて瞬間の連続は積み重なり
未来へとステージは移る。
そこでも結局は現在という苦悩があり、
その数だけ人は迷う
生か死か。
貴方がどちらを望み、実行したとしても
誰も何も文句は言えないだろう。
こんな後ろ向きな思考が必要かどうかは知らない。
人の生が繋がって行く。
連綿と繋がって行く。
多くの犠牲を払いながら
死肉を乗り越え、血河を渡る。
時間という残酷な罰の中で
苦悩を手に、十字架を背負い、
進む。
手に入れた物は全て姿を変え、
失いたくないものから優先的に失って行く。
時間の意志がそれを決めている。
人の生を弄び、そして期待している。
永遠に
期待に応えられる人間なんていない。
キリストでさえ、ガンジーでさえ、信長でさえ、
アレキサンダーでさえ、ロックフェラーでさえ、
彼でさえ、彼女でさえ、
貴方でさえ
どんなに惨めでも情けなくてもカッコ悪くても
先に進んで生きて行くしかない。
苦痛と後悔を引き摺って
永遠に