トップの一言 日記からの抜粋

肩の素敵な言葉を探すより
傷付いた言葉を集めよう
夜空に投げた深い傷痕
やがて輝く日に溶けるから

消えない涙の通り道
見えない僕らの進む道

透明な朝の 凍りつくほど清浄な風
僕は白い息を 青い空に混ぜる
笑えるくらいに震える手足と
ふと思い出されるあの日の記憶
そうだ 僕が決めたあの日も
こんな風に寒くて
空が青い そんな日だった

簡単に「さよなら」なんて言えないから
身を切る思いで「さよなら」と言おう
涙を見せずに「さよなら」出来ないから
貴女に背を向けて歩こう
流れる景色の中に
「さよなら」を溶かして 抱きしめよう
やけに明るい夜空は
月が照らしてくれている証だから

溢れる涙のその訳は
言葉に出来ない気持ちなのだと

新しい日々の始まりに
新しい歌を探そう
新しい歌を唄えたなら
きっとこの日々は 輝ける

力強さを棄ててでも
手にしなければいけないものがある
傷付けてきた たくさんの人を
踏み付けてきた たくさんの気持ちを
忘れられない 僕に向けられた涙を
壊さないように 優しく
抱き締めるチカラ

震えながら伸ばしたその指先に
例え何も触れなかったとしても
忘れてはいけない
貴方は手を伸ばしたんだ
そのときの気持ちを
忘れてはいけない

針金細工のような僕にも
こうして動く指先があるから
石綿を詰めたようなこの頭も
まだまだ歌を望むから
腐った腹の奥底に 濁った空気を流し込んで
しゃがれた声で唄うんだ
ありふれた言葉で綴るんだ
僕らの こんな日々を

触れ合う指先から伝わる しびれ
心地良い 違和感
ああ……貴女は
僕よりもずっと 弱いのに……
どうしてそんなにも
僕を 守ろうとしてくれるのですか?

引き裂いたノートに綴った 億の言葉
忘れようとして 灰にしたとしても
伝えてしまった言葉は 戻らない
生まれてしまった気持ちは 消えやしない
頭を掻き毟りたくなるような衝動を
磨き上げて 鏡にして
せめて そこに映る新しい言葉は
風生む草原のような
青い清々しさで飾ろう

時折見せるその仕草
誰にも見えないその気持ち

貴方の手の中 輝く欠片 見つけ出せたなら
僕は子供のように ただ震えて その時を待つ
苦しみ 嘆き 全て乗り越えて
その先に待つものを飛び越えていこう
消えない自由への憧れを背中に隠して
肌切る風の中を駆け抜ける
そう その歌が聴こえるから
どうして良いか分からないまま
貴方の足跡を探してきたから
僕は自分で決めることなんて
もう一つしかないんだ
いつか貴方と手を重ねて その目を見詰めるなら
伝わる気持ちは 赦されるなら
本当であって……

消えない虹を追いかけて
いつしか空には 銀の月

夜道を歩く僕らの頭上に
いつでも月が輝くのなら
いつかは僕らの行く先に
ちょっとしたツキも待ってるだろうさ

痺れるくらいの未来を忘れて
凍えるような毎日を送るのか
震えるくらいの夢を消し去って
壊れた愛に涙するのか
それとも
大きく広げた両の腕で
全てを抱き締められるのか

この肩に 重く 深く 圧し掛かる
過去からの声
閉じていた目を開けて
身を薄く覆うベールを
焼き捨てよう

この日々が終わるから
夢に描いた日々が終わるから
次の夢 新しい夢のために
少しずつ また
前を向こう

語るべきことも 知って欲しいようなことも
何も無いんだ
ただ僕は この泥のような日々を
洗い流してしまいたいだけ

月の光を織り込んだ
細くて綺麗な六本の糸を
今日も優しく爪弾いて
どこまでも届く旋律を

光の帯に身を乗せて
夜空に光る白い月まで
出来ればキミと手を繋いで
出来ればもっとたくさんで
優しい光の照らす場所まで

貴方のその笑顔に 私の胸は苦しくなる
どれだけ私が満たされているのか教えたいのに
声も出ないくらいに 目を奪われてしまう
貴方のその笑顔が 私を苦しめる
抱きしめることでしか 返すことが出来ないから
繋いだ手から伝わるものでしか
私の気持ち 教えられないから

ここを、守りたいんだ
それだけなんだ
ここで約束をしたんだ
キミとまた逢うって
だから 僕は
ここを、守りたいだけなんだ
それだけなんだ

肩の力を抜いて ありのままで書こう
ライトでファンクなメロディを唄うときのように
指先とか、爪先とかでリズムを刻んで
薄く笑顔を浮かべて
ただ一つ、言いたいことをストレートに
力任せで言ってやれば良いじゃないか
中指立てて、「ざまあ見ろ!」って
そういうスタンスで、書けば良いじゃないか

愛したいのに 愛されたいのに
愛しているのに 愛されているのに
殺したくなるのは
いつまで経っても自分を愛せないから
こんな自分を 殺してしまいたいから
だから
本当に愛して 愛されるために
自分を愛せるように
情けない自分を 殺してやる

俺の中にいる もう一人の俺
涙を流して 叫んでるんだ
違うんだ! そうじゃないんだ!
どうして分かってくれないんだ!
どうして見つけてくれないんだ!
ずっと……
ずっと 枯れない涙を流し続けている
喉が破れても 声を張り上げている
今 そんな無残な自分に
手を差し伸べて 抱きしめてやるんだ
全てはそこから始まるのだから

胸を張って 笑顔を見せてくれないか?
涙を堪えて 「愛している」と
その一言だけを 叫ぶから

例えそれがどんな場所だとしても
そこに集って縁が出来れば
一生忘れないのが正しい人間の姿でしょ?

鏡に映る自分の顔と
6年前の自分の写真を見比べてみて
かなり変わっているのにびっくりした。
第一に、痩せてる。頬がこけてる。
第二に、髭が濃くなってる。当然だけど。
第三に……
目が、細く切れてる。
輝きを失ってしまったのか、光に目を細めることしかしなかったのか……
目が、全然違ってるんだ。
どうしようもなかった。俺は精一杯やった。
本当に、そう言い切れるのだろうか?
でも、俺には……

唄いたい歌があった
誰に聴かせるでもなく
ただ 僕らのためだけに唄いたかった
それだけだった
今 その歌は変わり果てて……
傷付いた僕が唄うには 辛すぎる

陽炎のように遠ざかる
揺れる貴女の白い姿に
涙を叫び手を伸ばし
いつまでも貴女を追い駆ける

太陽は自ら輝き
月はその光を受け 初めて輝く
そして僕は
月の光を背に浴びて 輝こうと足掻く
弱くても 儚くても

踏み出せなかった一歩を 今 踏み出す
傷を隠すことなく 闇に沈むことなく
高く青い空の下で 煙るような陽光の下で

とても とても 恐ろしくなって
体がガクガクと震える
両肩を抱きしめようとして 腕が動かないことに気付く
声を上げて叫ぼうとしても 喉は渇いて張り付き
倒れて目を閉じようとしても 柔らかな布団はない
どうしよう どうすれば良いのだろう
涙が溢れ出そうなのを堪えて 奥歯をかみ締める
そして……
夜空に 月が輝いていたことを思い出した
寒さを無視して部屋を飛び出す 裸足のままで
頭を巡らせて 夜空を見上げる
そこに輝いていた白い月に
声が出ないくらい安心した
温かくない光が 僕を真っ直ぐに照らす
寒さで震えることも忘れて 月の光をゆっくりと吸い込む
大丈夫 大丈夫なんだ
なあ、僕は大丈夫なんだろう?
物言わぬ月の光を浴びて
僕は一人 笑みを浮かべた

何が出来るかな? ってずっと思ってた
何をやろうかな? ってずっとどきどきしてた
今 僕は何をやっているのだろう?
無垢な心で描いた夢を 泥に塗れた靴で踏み
白くて細い指先は ひび割れて闇色に染まり
空を見上げていた茶色の瞳は 今では
白いままの紙を見詰めるだけ
僕は何をやっているのだろう?
悔しく ないのだろうか?

だから取り戻すんだよ!
空色の目と 無垢な笑顔を
何度も思い出すんだよ!
最低の場所で誓った 最高の夢を

そして僕らが目指すのは
誰もが笑顔で向き合う陽だまり


貴方を独占したいから
私は貴方の前から消える
哀しみに沈んだ貴方の前には
いつまでも残る
私の幻影

諦めるのも決め付けるのも、もう止めたんだ。
苦しむのは当然だし、悩むのだって受け入れてやる。
二度とやらないのは
弱い自分に同情することと
選んだ境遇に悲劇ってレッテルを貼ること。
要するに
「もう負けねぇ」ってことだな。

僕らはひょっとして、哀しくなりたいだけなのかもしれない。
僕らの気持ちを動かす旋律は、いつも切ないくらい狂おしい旋律。
胸の一番ナイーヴなところをそっと撫でる、細い旋律。
この気持ちを味わっていたいから
僕らは恋を止めないのかもしれない。

切なさを消すための恋だったのか?
切なさを加速させるための日々だったのか?

あの時
キミが僕に「さよなら」と告げたあの時
キミはきっと こんな気持ちだったんだろう
今の僕には やっと分かったよ
だから僕は 僕のために 僕の未来のために
キミのいない日々の向こうに 進むんだ
やっと やっと分かったんだ
別れを告げたキミは きっと
弾けるくらい素敵な笑顔だったんだろう
あの時
僕は涙も出ないくらい辛かったから
もちろん今でも辛いから
だから
キミが僕のことを誇れるくらいに
僕が僕のことを愛せるくらいに
進むんだ

燃えるような情熱を
途切れることない旋律に変えて

成長、してる?
成長、してる!

真っ暗な夜空にぽかんと浮かぶ月は
真っ黒な夜空を深い青に染める月は
この夜の 唯一の出口
朝まで待てないから 僕は今日も
月に向かってダイヴする

繋いだその手に届くもの
僕からキミへの贈りもの

煙草の煙が目に沁みて
渇いた瞳に涙が浮かぶ
拭った指を唇に添えて
貴女の涙の味を
かすかに思い出そうとしている

息切れするほど走り続ける日々に
ほんのひと時の休息を

僕を独占したいと思う人なんて
二度と現れないと思ってた
現れたその人を
僕はただ 遠ざけた

全てを貫き照らすほど
朝の光は眩しくて

僕はキミを愛していたから
僕はキミを愛したから
離れて 一人になってしまっても
キミが僕の前に戻ることはなくても
僕の中からキミが消えることはない
これからもずっと

貴方が笑顔でいてくれるから
笑顔で全てを赦してくれるから
私はもっと
贅沢になってしまう

もしもいつか、僕のことを愛してくれる人と出逢って
そうしたら、僕はその人を愛することが出来るだろうか?
その人のために歌を唄うことが出来るだろうか? たった一度でも
その人に永遠を感じさせられるだろうか? ほんの一時でも
そして
僕はその記憶を 忘れずに抱いていられるだろうか?

途切れて消えた歌の続きは
キミが唄ってくれないか?

いつかここから去るのなら
全てを残して消えて行く

残った僕の足跡に
貴女はきっと 涙する

残した僕の日常に
貴女はきっと 恨みを募らせる

だから

ここを去る日が来たとしても
僕は全てをそのままにする
戻ることは決してないけれど
貴女にだけは覚えていて欲しいから

愛する気持ちだけは 持って行くから


別れと共に訪れる出逢いなんて
運命ってのも随分といたずら好きだと思わないか?

ただ触れ合うだけで燈る
そのほのかな光に
僕の心は奪われて……

灰色のカーテンでも遮ることの敵わぬ
確かに届く その陽光よ
出来ることならば
あの人の元を 今より明るく照らして欲しい
僕にはまだ その輝きは眩しすぎるから
真昼の日差しは まだ早いから

凍えた空を照らす朝日は
雲の切れ間を炎で焦がす
僕の瞳は奪われて
寒さに震えることすら忘れる

夢の終わりは いつも切ない
例えそれが悪夢だとしても
醒めた後には 何も残りはしないのだから

そして僕らはまた日常に戻り
悪夢よりも辛い現実を生きる
次に訪れる 夢のような日々を求めて

何度も踏んだステップを
出来ることなら貴女と二人で

汚れた部屋の片隅に
貴女の残した忘れ物
いつかもう一度逢えるなら
今度はちゃんと 貴女に渡そう
見詰める度に苦しくなるような
そんな思い出は 僕にはいらない

傷付いたキミを見て
涙を流すキミを見て
僕は自分の愚かさに やっと気付いた
キミは思慮の足りない僕の代わりに
傷付きながら 僕を守ってくれていたんだね?
それを知った今 これから
僕は少しでも キミの助けになりたい
いつかキミが 驚いてくれるほど
素敵な人になってみせるから

今日もキミの夢を見た
哀しいくらい幸せだった
明日も同じ夢を見ると思うと
怖くて眠れそうもない
夢の中でしか逢えないのなら
キミそのものが夢なのだろうか?
キミの面影が 思い出せなくなる前に
この夢を 消してしまいたい

慣れるまで、コツを掴むまで大変なのはどこも同じ。
慣れてコツを掴めば退屈になるのもどこも同じ。

この感覚に 僕はまた立ち尽くす
何度も 何度も繰り返し味わった
その度に渇いた涙を流し 沈黙の叫びを上げた
それでも僕は 逃げられない
この感覚に 僕は取り込まれる
影のように張り付く この感覚に

途切れそうなか細い旋律を
両手でそっと守るように
壊れかけたオルゴールを胸に抱いて
記憶の中を満たした あのメロディを

せめて夢の中くらい
優しい僕でいたいのに
せめて夢の中くらい
キレイな貴女といたいのに
せめて夢の中くらい
見たことのない場所にいたいのに
せめて夢の中だから
優しい嘘で 傷付けないで

この声が届くなら
貴女にこの声が届くのなら
そのときは
笑顔を浮かべて欲しい
それだけで 良いのだから

朧に輝く三日月が
沈む間際に会いましょう
貴方のくれたコートを羽織り
懐かしい河原で待ってます
静かに笑う三日月が
夢見る頃に会いましょう

闇の中で見詰める掌
でも いつもと少しだけ違う
力強い意志の宿った掌

心だけ……
忘れたいのに
一つの恋 二つの心
消えないで……
貴方の声
忘れない 二つの瞳
いつかまた
逢えると 信じて
その声を
忘れはしない
もう逢えないと 分かっているのに
行かないで……
夢の中まで
止めないで……
信じることを
貴方の声だけ 聴こえない
その姿……
焼き付けても
振り返らず 離れる背中
もう二度と……
なんて言わないで
きっとまた 繰り返すから
このままで……
いられないなら
貴方のことだけ 忘れない
忘れない……
忘れないでしょう……
消えないの 貴方の瞳
いつかまた 出逢えるなら
出逢うなら 離さないで
貴方の声だけ 聴こえない


僕の恋人 目を醒まして
夢はいつも 優しい
傷付かない 心なんて 綺麗じゃあない
僕と手を繋いで行こう
痛みは全部笑い飛ばして

君の姿を探してしまう日々に
心地良さを感じてしまう
いつか再会したのなら
居心地悪い記憶が残る
だから僕はいつまでもひとり

離れてしまって 貴方の声が忘れられない
途切れてしまって 私は声も出ない
代わりの誰かで満たされるほど 器用にはなれない
本当に貴方を好きなままだから
貴方の声だけ忘れない

忘れない 忘れないでしょう
一人で 眠る夜
淋しさが 溢れるから
もう二度と 私から 逃げ出さないで

もう少しだけこのまま
満ちてゆく月を眺めていたい
せめてポケットの煙草が終わるまでは
やがて朝が訪れるまでには
僕も燃え尽きているだろうから

もうすぐ月が満ちるから
夜が来るのを待てなくて
僕は一人で駆け出すんだ
夜を迎える旅に出るんだ

この夜が 明けるまで
その姿 守って
透き通った 新しい風と 光に
決して顔を背けないで
ふとした弾みに蘇る
胸に残る傷跡の痛み
渇いて剥がれ落ちるものは
決して響かぬ言葉に変わる

分かっているのに、どうして自分を惜しむのだろう?
それほどまでに、俺は自分が大事なのだろうか?

仕事を「悪夢の続き」としか思えないようじゃあ、何をやってもダメなんだ。


何をしていても、どこにいても、それは自分で選んだことだから……
逃げ出すのだって、自分で選ぶことだから。
留まるのだって、諦めるのだって、続けるのだって、命を賭けるのだって……
自分のために、自分がどうするのかを良く考える必要がある。

僕らの人生なんて、それぞれが一つ一つの歌のようなもので
長くて、起伏に富んでいて、自由で、美しくて、激しくて、優しくて……
それに触れた人が震えるくらいの「歌」を、僕らは最後に唄うんだ。

僕らが今唄える歌なんて本当に限られていて……
その度に哀しくなるけれど
いつかまた、次に唄う歌のために
毎日を、胸が弾けるようなメロディに変えて……

私を忘れない限り
貴方は誰も愛せない
いつか必ず出会うから
誰にも貴方を渡さない

狂った夜に叫ぶなら
狂ったダンスを舞いながら

夜空に浮かぶ星だから
僕らの元に落ちないで
輝き燃える一片の
赤い花に触れないで
大地を満たす事実の赤を
ただ
その瞳に焼き付けて
赦してしまえるのなら
あと少しだけ 進んでからでも遅くないから
こうしてここにいつまでも とどまることは出来ないから
いつでも何をしていても 夢が鼓動を止めぬから
だからこうしていつまでも 分かったことを増やしてく

今すぐに引き返して
貴方の元に引き返して
言い忘れたことが 一つだけあったから
貴方の元にまた戻って
「好き?」 と尋ねる

割れたグラスの立てた音を
愛してはいけない
廃屋で燃え上がる炎を
愛してはいけない
聴こえるか? 貴方よ
姿を失う切ない叫びが
見えるのか? 貴方よ 待つことを奪われる心からの涙が

音もなく昇る太陽に
ただ 声もなく

いつも心にメロディを
薬室に銃弾を

出逢えないから愛しさが募り
容易く会えるなら愛は薄れる
だから僕の恋人よ
逢えない距離まで逃げてくれ
今すぐに

好きだから 哀しくて
逢いたいと 言えなくて
いつまでも 一人のまま
貴方だけ 想い続ける

言えなくて 本当のこと
本当の 私の気持ち
切なくて 苦しいから
今日もまた 貴方を想う


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