トップの一言 日記からの抜粋

犬は月に吠える。手が届かない美しさに声を上げる。
月はただ、照らすのみ。それしか出来ないと諦めている。
だからせめて、真昼の日差しを蓄えて、夜に放つ。
太陽が沈んだ暗い闇の中でも、貴方が道を見失わないように。
犬は月の光を受けて、たった一人でアスファルトの上をさ迷う。
でも、気付いて欲しい。
一人で歩く犬の背を いつでも月が照らしているということを。
その光は、真昼からの贈り物なのだということを。

消えない涙と
その記憶

大好きな歌を唄うから
貴女に届けと唄うから

雨の音に耳を塞いだのは
哀しい記憶のせいだろう

目を開けよう
夢を終わらせよう
大きく息を吸い込んで
不敵に笑ってみせてやろう
開いた目に映るものは
今まで想像したこともないような世界
創造するままに在る景色
震える足はきっと
恐怖じゃなくて 歓喜のせいだから

天使が悪魔に言う
「悪いことは止めなさい」
悪魔が天使に言う
「偽善なんて止めれば良い」
そして貴方は天使と悪魔にこう言う
「うるさい黙れ。好きにさせろ」

貴方がいた日々を忘れられないから
きっと 明日もひとり
風の強かった日に出会った 貴方のこと
ずっと覚えていて
夕暮れが終わる頃には この気持ち
恋に変わり始めた

眠れない夜にひとり 思い出すのは
髪をかき上げて笑う貴方

聴こえるの?
私の鼓動が そこから
いつも少し離れて歩いてた
触れない指先に 繋がるもの
二人のすれ違うこころ

だから
泣けないから 笑えないから
貴方の前では
ひとりになって狂おしいほど
溢れる言葉をまとめて
一言「バカ」と呟いた

夏に咲く大きな花の下で 待ってるわ
きっとこれからもずっと
ここはとても風が強いから 時々髪をかき上げて
ひとりでいると淋しいから とても
黄色い花に話してるの
私が出会った素敵な人の 冷たい優しさの記憶を

ここは空がとても青いから
貴方はきっと笑うでしょう
ひとりで待っていた私のこと かわいそうなんて言わない 決して
言いたかった気持ちの全部を込めて
「バカ」と笑って抱きつくから

消えないの 貴方の思い出
貴方はもう いないのに
止まらないの 貴方への想い
もう貴方 逢えないのに

ここは日差しがとても強いから
大きな葉の下 座っているわ
ひとりで待っていると 寂しいから
大好きな歌を唄いながら ずっと待つの


逢えば消える切なさなんて
そんな安いものに僕は支配されているのだろうか?
一人きりで貴女を想った日々は
一度の邂逅で取り消されるようなものなのだろうか?
……
多分、その通りだ。
たった一度でも笑顔を見せてくれれば
僕は貴女の全てを許してしまうと思う。
単純だよね。

逢いたいから……
逢えないから……
いつまでも 私 一人
暖かな 貴方の記憶 繰り返し
今日もまた 夢に堕ちる

どこまで自分を嫌いになれるだろう?
いつまで自分を認めずにいられるだろう?
答えは分かりきっている。
誰だって最初から
自分を好きで好きで仕方ないんだよ。

さよならは切ないけれど
それが僕を支えてくれるから
キミがいないのは苦しいけれど
キミがいたことは忘れないから
だから
キミが信じてくれた僕を
僕が 強くする

消えることのない思い出を
思い返して切なくなるよりも
いつかその記憶を笑えるような
そんな 新しい出逢いを
必ず 貴女は 迎える

積み重ねる日々の重さを考えれば
何も出来なくなってしまうから
無為な日々の恐怖を感じてしまえば
どこにも行けなくなってしまうから


「嫌いだよ!」
大きな声で 言って笑おう
他の誰も見て欲しくないよ
思い切り背中叩いて
キミの困った顔見て笑お

素直になんてなれなくて
でも後悔したくなくって
一生懸命考えた
「どうしたら覚えてくれるかな?」

アタシらしくいるために
ホントのアタシ見せるために
お上品ぶるなんてやってられないから
乱暴でも 強引でも 嫌われても
構わないから

キミの困った笑顔に
アタシが100点つけるから
ありのままのアタシ自身に
キミがハナマル 頂戴


早く眠ってしまいたい夜は
出来る限り遠回りをして帰る
そのまま嫌な夢を見るよりは
少しでも楽しい夢が見れるように
回り道をして ゆっくり帰る

薄暗い部屋で 震えて 泣いて
恐れていた僕が
心から欲しがっていたのは
こんな強さじゃない

流れる風のその色を
忘れないよう 抱き締めて


背筋に走る痺れを抑えず
ありのままの姿で 真っ直ぐに立てるはず

どんな時でも 何をしていても
たった一つ 大切なことを忘れずにいられたなら
僕らはもっと 進めるはずだ

ここで足踏みをしているだけじゃない
息を弾ませて 止まっている訳じゃない
瞳にはしっかりとした 輝きが燈る
握り締めた掌には 強い意志
やがて見つけた扉の前で
開こうか それとも
この拳で破ろうか
それだけを悩むべきだ

降り注ぐ陽光を身に纏え
何も畏れることはない
夜の闇の中ですら 月は輝く
今も貴方を照らす光を
忘れずに 目を開け
星降る夜に 天を睨みつけろ
不意に笑顔が浮かぶなら
昼の光はいつでも そこにあるから

見えない輝きに手を伸ばして傷付き
目に見える刃を抱き締めて眠る

夜の隙間から吹く風が運ぶ一片の雪が
灰色のアスファルトに落ちて 溶ける
黒く染まったその場所から
一筋の 光が伸びる

無機質な車輪の下で
僕らはこうして日々を過ごす

彩りを求めよう
求めて 裏切られよう
だからこうして歌を唄おう
苦しみと快楽の境界に立ち
価値を無くした世界を見詰めよう

途切れた歌のその続き
僕に歌わせてくれないか?

流れ移ろう日々だから
この光景を抱き締めて

その先に行きたいから
全てを捨てずに
育てたい

夢に裏切られたとしても
夢を信じること 止めないで

僕のために 歌を唄おう
誰かのために唄いたいから
そのためにまず
僕だけのために 心から歌を唄おう

胸のひび割れを埋めるのは
たった一度の貴方の笑顔なのに

止まらない自己嫌悪の中で
死ぬことすら選べない弱さ

月が綺麗な夜だからって
何もかもが許せる訳じゃない

自分嫌いな僕だから
誰も好きになれないのかな?

求めるものは既に失われ
望む未来は砂に堕ちて
僕らの行く先には 闇しかない

孤独を切り裂いて生まれる歌を
大声で 魂を込めて 力の限り
唄えない

「不器用だから」と微笑んで
動かない腕に涙する

鈍い頭痛がまた甦り
月の光の強さに気付く

誰もを笑顔にするための笑顔
欲しかったけれど 笑えないから
誰もが涙を流すような
そんな無残な顔だけはしてやらない

こんなにも誰もが幸せを望む世界で
幸せになろうなんて おこがましいのだろうか?

誰もの中にある狂気を
隠したまま生きるのか
表に出して生きるのか
抑え切れず生きるのか
それとも
狂気を原動力にして 全てを手に入れるのか

それから目を逸らさないことが
ここに居続ける唯一の資格

たった一人の人だから
ホントに貴方が好きだから
せめて僕の前には 立たないで
僕には 愛されないで

青い空に溶けたくて
ビルの上から舞い降りた
最後に見上げたこの街の空は
押し潰されそうな灰色だった

受け入れてくれる場所と
行き着いたい場所と
行きたくない場所と
帰るべき場所と
今いる場所
いつか辿り着くのなら
たった一人じゃ嫌だから

壊れるくらいの情熱も
いつかは冷めてしまうのなら
いつでも心に火を入れるような
狂うほどの歌を聴いていたい

どれだけ貴女を傷付けたのか
思い出すことも出来ないのに
それでも貴女は
僕の前ではいつも笑顔を浮かべている
その笑顔を僕は
今日も壊せない

冷たい夜に抱き締めた
貴方の強い温もりを
忘れたくはないから
私は貴方に さよならを告げる

暗くて寒い部屋の中
キミの帰りをただ待つくらいなら
途方も無く広い世界の中で
キミを探し続けてしまう
すれ違っても 二度と逢えなくても

誰もが耐えられないくらいの孤独と絶望を抱いて
この世界で幸せになりたいと願い続けている

疑うべくは実感の無い日々でなく
幸せを感じられない自分の感性

日々の糧は食事じゃない
生の実感を得られる瞬間
それがなければ死んでるのと同じじゃないか

一生懸命毎日を楽しもうとしている人たちを見て
冷たい笑みを浮かべてしまうのは
ただ単に楽しみ方を知らないから

狂気を内包した正気と
正気を気取ったスカスカの奴ら

今日唄った歌を 明日も唄う必要はない
きっと明日は もっと素敵な
明日だけの歌が生まれるから

僕らの気持ちをそのままに
熱くて優しい旋律にして
唄ってくれる人たちがいるから
まだまだ世の中捨てたモンじゃない

疲れ果てた両の腕を大きく振り上げて
最後の力で 空を仰ごう
眠って起きればきっと
もっと真っ直ぐに立てるはずだから

痛みを堪えて立つのなら
痛みを笑って無視してやろう

泣きたい程に好きだから
貴女の前では笑えない

言い訳並べて逃げるのが得意な俺だから
言い訳並べて逃げ道断つってのも試してみようかしら。

月の綺麗な夜くらい
全てを赦しても良いんじゃない?

途切れることは無いけれど
時には手繰り寄せてもいいでしょ?

唯一の戒律にして唯一の正義
我らが信じるべきは唯ひとつ
結果あるのみ

こんなにも簡単に狂えるのに
正気を見付けるのは難しい

自分の弱さを理解して
弱い自分と二人で踊る

消え行く月に僕は誓う
貴女をいつか迎えに行くと

いつでも僕は一人だから
カーステレオが話し相手

貴女に死んで欲しいのに
僕は死にたくはないのに
どうして
こうして倒れているのは
僕の方なのだろう?
どうして貴女は
僕を見下ろして
泣いているのだろう?
僕だったらきっと
「おめでとう」って言っているのに

消えない気持ちと消せない言葉
忘れた貴女の最後の言葉
迷子になった僕の気持ち

手に入れた『譲れないもの』に
手に入れたはずの『本当の自由』に
束縛されて 身動きも出来ない

好きって気持ちが邪魔だから
好きって言葉がうざいから
だから貴女を抱き締める
黙って優しく抱き締める

身軽になった心と
虚ろになった顔
最後に残るのは
無惨な自分の影の痕

朝霧に映る僕らの世界は
白く 淡く 遠く
やがて消えてしまうとしても……

ポップでファックなそのフレーズに
貴女の笑顔を思い出してしまったから
今夜は寝るまでずっと
この曲を聴いていよう

キミが鍋一杯に野菜を煮込んでいるときに
僕は他の女の子とヘビーペッティングに励んでいた
キミがマヨネーズのCMみたいにシンプルな味を楽しんでいるときに
僕は他の女の子の胸に顔を埋めていた
キミが僕に電話をかけようか迷っていたときに
僕は他の女の子と次のデートの約束をしていた
キミが寒い風に耐えて僕を待っていたとき
僕はまだ夢の中にいた
だから僕はキミが好きだったんだ。

叫ぶことも泣くことも禁じられた子供
そんな奴らを大人とは呼ばない

忘れていたはずの
本当の 掛け値なしの 本気を
引き出してくれる旋律があるから
本当の 掛け値なしの 本気の
その先を もう一度引き出そう

目覚めかけた狂気と
抑えられない殺意を
いつしか僕は 受け入れて
それが普通になってしまった
だから僕は 誰も憎まない

この目に映る全てのものは
いつか変わって消えるから
この手を握った全ての人は
いつか変わって消えるから
だから僕は目を閉じて 手を伸ばさない
そんな気取った消極的な生き方をしたくないから
変わって消えるたくさんのものを
僕はいつまでも覚えている
傷付くことを受け入れて
ただ 消えるものを愛する

赤く咲いた花 唇に
消える間際の月 美しく
いつしか隣にキミがいて
僕の手には光る刃
『ごめん』
生温い風のせいにして
グラスの砕ける音に笑顔

クライマックスを告げる鐘の音はいつも荘厳だけれど
その周りで喜ぶ僕らは いつだって
バカみたいにはしゃいでしまうんだ

待てど暮らせど祭りは来ない
だから僕らはお祭り騒ぎを企てる
他の人を巻き込んで
僕らが楽しむための
騒々しくて傍迷惑な
そんな祭りを

こんな腐った日々の終わりに
貴女の夢を見れたなら。

闇に波紋が走るのは
暗く静かな夜のこと
棘のごとき貴方の言葉
消し去るのもまた夜なのです
刹那に光る燐光が
瞬きする間に幻に
朧な影に溶け出して
掻き毟る傷口なお深く
砂踏みしめて立つ夢の
花弁の一つ 懐に
真ん中走るぎざぎざに
そっとヤサシクくちづける
幾何学模様の縞しまの
淡く乱れた薄闇を
一際暗く また暗く
風鳴る音が唄のよう
爪 口 足と染み渡る
夜打つ波紋 ああ 清く
命の残滓ようようと
流れる雫 ただ緋く
貴方の告げたさよならに
こうして夜が応じたのです

言えなかった言葉を忘れよう
伝えられなかった気持ちを忘れよう
きっとそれは悪いことじゃない
新しい言葉を探して
新しい気持ちを感じよう

今も胸に残る切なさを
望んだけれど手に入らなかった喜びを
僕らは幸せな物語に変えて

幸せな世界で
幸せを疑ってはいけない
それに気付いてはいけない
閉ざされた幸せでも
疑わなければ
幸せは終わらないのだから

僕の生きる場所
夢見る場所に
キミがいてくれるなら
きっと僕はもう
迷わない

カタチにならない不満なんて
そもそも存在していないのだろう

焦がれた貴方に逢えたなら
私の笑顔は終わらない

音も立てずに降る雨に
涙を溶かして迎えに行こう
涙の痕を消し去るような
金に煌く朝の光を

割れた鏡に映るもの
砕けることない自分の瞳

譲れないものを手にした自由
そしてそれに振り回される

赤い虹と青い月の間隙に
伸ばした小さな指落ちて
半分だけの百合の花
見付けて下さい歯痒さを
ああ 過ぎた日のヤサシサ熱く
伸ばした髪を朱に染める
しゃがれた声が夜響き
闇に降る雨 ただ 甘く
もうこれからは二人だと
傀儡抱いて 朝来ない


嫌いになるしかなかったの
涙も出ないほど哀しくて
一番好きだったのに
貴方は私を見てくれない
痛くて 苦しくて
言葉にならなくて
でも 忘れられなくて
消せなくて
貴方の優しさを

気まぐれに ただくれたの?
男の人って残酷ね
初めての微笑みに
私の胸は奪われた

どきどきと切なさが
貴方が私を見る度に
目の前が 滲むほど
気持ちは高鳴って

私だけの貴方をずぅっと夢見ていたけれど
貴方の目に映るのは
私じゃなくて違うひと

好きだった 本当に
毎日眠れないほど
欲しかった あの笑顔
とても暖かくて
消せなくて 忘れられなくて
嫌いになるしか出来なくて
愛してた 愛して欲しかった
たったそれだけが贅沢なの?

たった一つだけ心残りがあるとすれば
それは貴女の最後の笑顔
その理由が今でも僕には分からないんだ

子供の頃の夢と
大人になるにつれて思い描いた世界と
希望と 理想と それ以上の何かを
旋律に変えて……
そんな震えるフレーズが、ここにはある。

動かない手に嘆きの雷を
考えない頭に鉄槌を

どうでも良いことが多過ぎる世界に
どうでも良い僕らが生まれて
どうにもならない人生の中で
どうしようもないくらい 痺れる
そんな何かを探す

波打ち際に咲く 無数の掌
流れる血の色をした空と
戯れる子供の泣き声と
十二時過ぎに鳴る鐘の
足跡黒く どこまでも
吹き抜ける風はただ渇き
娘は足に釘を打つ
布の細工のグラデーション
肉の断面より白く
鏡に映った狂の顔
写真に収めてあげましょか?
ああ 歯車の音が聴こえる部屋で
貴方と静かに指絡め
出来損ないの玩具と
壊れかけた時計で
眠るまで踊る

傷口から流れ出る血の赤さを見せて
僕は「鮮やかな色だろう?」と笑う
胸の真ん中に空いた穴
その青さを見せて「綺麗だろう?」と言う
全てを失った体の白さを指して
「純粋だろう?」と問う
キミたちがどう答えるかは知らないけれど
一つでも頷いてくれれば
僕はきっと 自分を赦せる

この意志は 砕けない
誰も砕くことは出来ない
不安も 不満も 疑心も
どこにもない
穏やかなほど熱い 情熱というものの意味を
初めて僕は知ることになる

僕が乗っているテーブルを貴女が回す。
僕は目を回して落ちそうになるから
もうこの辺りで止めてくれません?

物事を斜めから見る癖が抜けないから
僕はまだ どこにも飛び出せずにいるんだ

一つのことを考えて
残りの全てを忘れている
大切なのは力加減
僕にはそれが最も難しい

動かない手足 働かない頭
ぎこちない言葉
苛立つよりも
足掻いてみせれば良い
力尽きて動けなくなるまでやれば
一つくらい分かることがあるだろう?

傲慢になろう
謙虚さを忘れよう
今から僕は 間違いなく無敵
それくらいの気持ちで行こう
高く 高く 空へ

割れたグラスを嘆くより
割れた刹那の美しさを思い浮かべる
旋律とも言えないほどに短い
純粋な音を忘れないで
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