トップの一言集。


2002/12/02 00:02:21

もう決まったはずだ。
何度も 繰り返し 繰り返してきたはずだ。
何がしたくて、何をするのか。
その覚悟が、決まっているはずだ。
だからこれからは
ただ、やることだけを考えよう。
超えた壁より、次の壁のことを考えてみよう。

2002/12/03 00:14:24

瞬きをする度に 青く
青く姿を変える 夜。
そこに張り付いていた傷跡のような三日月は
薄く 頼り無く 儚く でも
見上げる度に 背筋が震えた。

訪れた朝の色は、純粋な青。

2002/12/04 00:03:41

傷つくのを恐れつつ手を伸ばすよりも
傷ついてもなお欲しいものに手を伸ばすような
そんな俺達でいたい。

2002/12/05 00:02:19

悩む時間が必要だ。
動く前の準備運動が必要だ。

だから今はまだ、湧き上がる衝動を束ねることだけに専念している。

研ぎ澄まされた刃のような情熱に
自分が切り裂かれることのないように。

2002/12/05 00:18:04

今日、とても久し振りに夕暮れを見た。
真っ赤に染まった夕暮れではなく、
昼と夜の真ん中の色が混じり合った夕暮れだ。
僕は静かに空を見ていた。
昔、僕がまだ小さかった頃は
空は本当に青くて、夜は星が眩しいくらいに輝いていた。
今、夜空は街の灯で薄く濁り、空は本当の青さを忘れてしまった。

でも、この空が気紛れに見せる美しさは
今でも変わることがないと
静かな心でそう感じた。

毎日はそれほど悪くなく過ぎてゆく。

2002/12/06 00:21:06

さあ、その両手を大きく広げてくれ。
そして、向かい風に向かって真っ直ぐに立ってくれ。
ここ以外のどこでもない、今いるべきここで
誰よりも力強く立ってくれ。
それが、ただそれだけのことが
キミがキミ自身を誇れるようになる
唯一の行為。

この先に続く日々がキミにとって
栄光と苦悩に満ちた日々であることを祈る。

2002/12/07 00:17:52

何もかもが好きだった。
透き通った青い空も
光を受けその葉を広げる樹も
湿った匂いのする土も
切れるほどに冷たい水も
何もかもが大好きだった。

だから僕らは絶望することなく生きよう。

2002/12/09 00:13:56

報告。

雪が降っています。
全ての音を吸い込んで、空の汚れを抱きしめて、
高い場所から真っ白な雪が降りてきています。

僕らの住む町はとてもシンプルな色に染まり、
ささいな起伏は曖昧になりました。

寒いのは嫌いだけど、雪の積もった景色は好きです。

報告終わり。

2002/12/10 00:02:39

さよならをしよう。

今までの、前を見ることの出来なかった自分に。

怖がって何も出来なかった自分に。

そして

新しい自分に会いに行こう。

2002/12/11 00:01:13

僕たちが本当に望むものが
この世界に無いものだというのなら
僕たちは一体どうすればいいのだろう?

ここではない別の世界に行くことか?

今の世界を壊すことか?

それとも……

この世界を僕たちの望む世界に改変することだろうか?

2002/12/12 00:02:30

残酷で非情な時の流れに
負けてしまうことのないように
僕達はたくさんのものを作り上げてゆく。

無価値なものの中に、価値を築き上げてゆく。

2002/12/13 00:01:45

理想の自分は、限界まで張り詰められた糸のような自分。
無駄なものの一切を排除した、研ぎ澄まされた鋼鉄の線のような自分。

その糸を爪弾いた時、一体どんな旋律が聞こえるのだろうか?

2002/12/14 00:02:58

「もう、止めたんだ」
「何を?」
「表情の見えない夜に逃げ込んでしまうのは」
「それで、これからはどうするの?」
「決まってるじゃないか」

 全てを見せてくれる、太陽を愛するだけ。

2002/12/16 00:01:30

実際、僕らはとても不器用なのだと思う。
もう少し器用だったら、世の中と上手くやっていけたと思う。
でも、僕らの両手は思ったように動かず、僕らの口は思った言葉すら言ってはくれない。
あとほんの少し、僕らが器用だったら
もう少し人生を楽しむことが出来たかもしれない。
苦しみだけが人生の意味じゃないと、そう言い切れたかもしれない。

2002/12/17 00:02:03

思い出そう。あの頃の気持ちを。
呼吸をするのと同じ感覚で文章を書いていた頃の感覚を。
きっとそこはまだスタートラインでしかないけれど
その程度の感覚も取り戻せずに、どんな話を書けるというのだろう?
さぁ、大きく深呼吸をして
また始めよう。

2002/12/18 00:01:55

誰もが翼を持っている。嘘じゃない。
それは目に見えて、確かに触れることの出来るもの。
とても小さいけれど、僕らは翼を持っている。
手を広げて合わせてみれば、それは翼に見えないか?
小さな、小さな翼だけど、
僕らはこの翼でどこまでも突き抜けることが出来るはずだ。

2002/12/19 00:03:58

風なのだと思った。
僕は、風なのだと。
流れ行くままに流れ、穏やかに世界を巡る。
空と大地の隙間を自由に旅して
人々の背を押す。
時には激しく吹くこともあるかもしれない。
時には冷たく肌を切ることもあるかもしれない。
時には全てを奪い去るかも…。
でも、だからこそ僕は風が良いと思う。
ただ優しいだけじゃなく、本当の優しさを知っている風が。
水と戯れ、火を猛らせ、大地造形する風。
僕は、そんな風になりたい。

2002/12/19 00:22:47

僕は風
肩の力を抜いて
あるがままに流れて行こう

2002/12/20 00:18:11

寒い夜 冷たい月光
そのはずなのに……
どうしてだろう?こんなにも暖かく感じてしまうのは?
それは初夏の陽だまりのような、自然と微笑みのこぼれる暖かさではない。
微笑みは浮かぶけれど、それはどこか古い記憶を呼び覚ます
切なさを伴った微笑み。
切ない暖かさを、僕はこの夜に感じてしまう。
自分の知らない自分の中から、何かが湧き上がるような
そんな儚い力強さを感じる。

2002/12/21 00:18:15

誰だって自分が一番大切で
自分の気持ちに嘘を吐くことなんて出来ない。
そんな様なことを言われた気がする。
でも、そんな「誰だって」の立場にすら立つことの出来ない僕は
一体何を思って生きればいいのだろう?

生きるほどに疑問は増え続け
時が流れるほどに意味は希薄になってゆく。

2002/12/23 00:02:23

強い人と向かい合うとき、僕はいつも
「ああ…なんて凄い人なんだろう…」と
呆然となってしまう。
同じ人間のはずなのに、どうしてこうも僕とは違うのだろう、と。
その真剣で真っ直ぐな視線に射貫かれたように
何も言葉が出なくなってしまう。
僕の強さは、一体どこにあるのだろう?
そんなことを考えさせられる。

強さの代償は自我なのか?
それとも強さを得るための代償なんて
誰も持ち合わせてはいないのか?

2002/12/24 00:01:46

鏡の中に自分の姿を見るとき
いつも僕の目はとても厳しく見える。
それは多分、今の自分を認めることが出来ないからなのだろうと思う。
自分を許せず、不甲斐ない自分を叱咤しているのだろう、と。

貴方は鏡の前で笑うことが出来ますか?

2002/12/27 00:00:44

力強く そして
意味のある言葉で
世界の姿を変えて見せてくれ。

2002/12/27 00:18:07

キミと僕が一緒にいて、僕はそれだけでいいと思っていた。
キミがいなくなってから、残りの命を全て賭けたいと思えるような夢を思い描いた。
でも、一人で追い続ける夢はどこか虚しくて……
キミがいて、夢を追う僕がいて
それが完全な姿なのだと思った。

でも、今の僕にはキミがいない。

2002/12/28 00:18:46

愛=人肌の温もり なんかじゃない。
愛>人肌の温もり ではないとは言い切れない。
愛≠人肌の温もり も正しくはないかもしれない。

ただ
愛=虚無 なんてのはあってはいけない。

だからどうした、と。

2002/12/29 00:19:32

どんなに嫌われて さげすまれて
本当のことすら口に出せず
気持ちの全てを隠して
情けない自分を叱咤することも出来ず
涙を流すことすら許されないとしても……
震える掌を拳に変え、真っ直ぐに立とう。
居たくもない糞みたいなこの場所で、真っ直ぐに立とう。

ここ以外、ここよりも先で
真っ直ぐに立ち続けるために。

2002/12/31 00:02:05

凍り付きそうな透明な夜に
一日の嫌な出来事を投げ捨てて
僕らは太陽が目覚める頃に眠りに就く。

黄金の輝きを放つ太陽が
新しい一日を連れて来てくれることを
しっかりと確かめてから
醒めることのない夢から
醒めることのある夢へと
この身を投げ捨てる。

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